「花王 キュレル 泡洗顔料」を徹底解説 – 医薬部外品の泡タイプ洗顔料

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今回の記事では、「花王 キュレル 泡洗顔料」を解説します。マツモトキヨシなどのドラッグストアでも販売されていて、高い知名度のある医薬部外品の洗顔料です。 (価格は2019年6月29日時点を表記) ウェブサイトはこちら
(花王 キュレル公式サイト)

総合評価

おすすめ洗顔度
総合評価
(3.0)
成分
(3.5)
お肌への優しさ
(3.0)
泡立ち・使用感
(2.0)
コスパ
(2.0)
総評
ポンプタイプの泡洗顔料で、泡立てることが面倒という男性ににオススメの洗顔料です。ただし、一般的にポンプタイプは水を多分に含ませることで、泡で吐出させることができているため、品質維持にやや刺激の強い防腐剤を配合したり、洗浄力が弱かったりします。キュレルの泡洗顔料についても同様であり、パラベンが配合されているのが懸念材料です。また、洗浄成分のラウロイルアスパラギン酸Na液はラウリン酸由来ですが、アスパラギン酸(アミノ酸系)と合わせることで、比較的刺激が弱い処方になっています。その分、洗浄性はやや不十分かもしれないです。

商品名キュレル 泡洗顔料
金額1,296円(150ml)
全成分グリチルリチン酸2K*、精製水、グリセリン、ラウロイルアスパラギン酸Na液、マルチトール、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、PG、PEG6000、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、ステアリン酸POEソルビタン、グリセリルエチルヘキシルエーテル、水酸化カリウム液(A)、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン *は「有効成分」 無表示は「その他の成分」
備考弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリー(エチルアルコール無添加)、アレルギーテスト済み、乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み

特徴・使用感

ポイント①:洗浄性

洗浄成分

キュレル 泡洗顔の洗浄成分は、ラウロイルアスパラギン酸Na液、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液等で、その他のベース成分は精製水、グリセリンです。 ベースの洗浄成分であるラウロイルアスパラギン酸Na液、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液はともにラウリン酸由来の成分です。ラウリン酸は脂肪酸系の洗浄成分で、洗浄力、起泡性が高いのが特徴のため、洗顔に使われやすいですが、その分刺激が強かったり、泡が粗かったりします。ラウロイルアスパラギン酸Na液は、こうした特徴のラウリン酸を使用していますが、アミノ酸系成分と合わせることで、洗浄力を落とすものの、マイルドな刺激にすることができています。また、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液は両面界面活性剤のため、アニオン界面活性剤より刺激を抑えられています。 さて、成分的にみても、キュレル 泡洗顔の洗浄力はあまり強くないので、汚れをしっかり洗い流したいという方にはやや物足りないかもしれません。 とはいっても、強くこすったり、洗顔料を長い時間肌につけたままにすると、皮脂が落ちすぎて、乾燥を招きやすくなるので、気をつけるようにしてください。
Bad point
洗浄力が弱いため、さらっと洗顔したい方にはオススメできる洗顔料です。

ポイント②: お肌への優しさ

上記の「洗浄性」でも説明のとおり、ラウロイルアスパラギン酸Na液、ラウリルヒドロキシスルホベタインのようにベースとなっている洗浄成分の刺激はあまり強くないと思われます。しかし、ポンプタイプの泡洗顔料に配合される刺激の強い防腐剤であるパラベンが入っているため、決して肌に優しい処方とはいえないでしょう。 その他、有効成分のグリチルリチン酸2Kはニキビ予防などに期待できる抗炎症作用がある成分で、低刺激のため、ニキビ対策向けの洗顔料には重宝されています。エデト酸塩は名称だけ見ると、若干危険そうな感じですが、化粧品の品質を維持する安定性成分であるキレート剤の一種で、刺激は特に問題ありませんので、安心して大丈夫です。

ポイント③: 泡立ち・使用感

キュルレ(花王)・泡立ち
キュルレ(花王)・泡立ち

ポンプタイプで、泡で吐出されるため、泡立てのやりやすさはよくわかりませんが、良い点としては、やはり楽なところです。泡立てる必要がないのは楽なので、面倒くさがりな方でも大丈夫ですね。しかし、洗浄成分にラウリン酸由来のものを使用していることも影響しているためか、泡はやや粗く、弾力性、泡の持続力もあまり高いものではありませんでした。
Bad point
ポンプタイプはやはり泡の質が高くないです。

ポイント④:成分

キュルレ・全成分

成分面では、ニキビ予防におすすめできるグリチルリチン2Kが特徴的です。キュレル 泡洗顔は医薬部外品であるため、グリチルリチン2Kは一般的な洗顔料より配合割合が多いと思われます。そのため、ニキビが気になるという方には良いかもしれません。もちろん、洗顔料は総合的に選ぶ必要があるため、上述した泡の質、ベース成分である洗浄成分の質を踏まえると、脂性肌の方は少し要検討です。
Good point
グリチルリチン2Kはニキビ予防におすすめです。

ポイント⑤: コスパ

キュレル 泡洗顔は2プッシュ(2ml)のの使用量が推奨されていますので、約2ヶ月持つ計算です。しかし、泡の量があまり多くないので、実際にはもう少し使用量を増やしたほうがいいかもしれません。リピートして使っていく場合は、詰め替え用(130ml 税抜き800円)もあるので、もう少しコスパ良く使えるようになります。

洗顔選びの道しるべ

花王のキュレル 泡洗顔は、楽に洗顔ができ、かつ刺激も泡タイプの中ではマイルドな部類です。同ブランドに「キュレル 皮脂トラブルケア泡洗顔料」もありますが、刺激が非常に強いとされているラウレス硫酸Naが配合されていますので、たしかに皮脂をより落とすかもしれませんが、できれば避けておきたい商品です。そのため、キュレルシリーズで選ぶのあれば、「キュレル 泡洗顔」の方がおすすめです。 どの洗顔にもいえることですが、洗顔自体は素早く済ませ、洗顔の回数としては、できれば一日一回、そして、洗顔後には、しっかりと保湿ケアをしていきましょう。

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