【毎日の洗顔が変わる!?】理想の洗顔料と肌に優しい泡づくり研究結果を紹介

[PR]

洗顔料はしっかり汚れが落ちて、泡がもっちりしていて気持ちよければいいとほとんどの方が思っていることでしょう。一概にその考えが間違いというわけではありませんが、せっかくなので、洗顔料はどのようなつくりになっていることが理想で、ユーザーとしては、どのように泡立てることが適切なのかをポーラ化成工業株式会社が公表した研究結果資料『理想的な洗顔料の開発』および『水性洗顔料の使用方法と肌への影響~肌にやさしい理想的な泡による洗顔について~』を参考に紹介していきます。

洗顔料に必要な3つの要素

洗顔料に必要な3つの要素

洗顔料に必要な要素として機能性、皮膚安全性、使用法の3点が挙げられ、また、これら3要素は切り離すことができず、どれか1つ欠けても洗顔料として満足する品質にはなりません。そして、こられの要素に最も影響を与えているのが、洗浄機 能主剤の界面活性剤です。つまり、この活性剤の特性を把握しつつ、各要素をバランスよく高質化することで、肌に理想的な洗顔料ができます。
機能性とは、泡立ちの良さ、洗浄力の高さ、泡切れの良さといった機能面に関する内容であり、 皮膚安全性とは、刺激を感じない、使用後つっぱりを感じない、肌あれを引き起こさないといった安全面に関する内容のことです。これら2つは洗顔料自体の話であり、3つ目に挙げられる使用法とは、効果的にかつ簡単にできる洗顔方法のことで、これはユーザーに適切に使用してもらうための周知方法などが重要な要因となってきます。これらがなぜ切り離すことができない要素かというと、汚れを落とす洗浄力を高めることで、機能性は向上しますが、一方で必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥などの肌荒れにつながることもあります。また、泡立てを全くせず、洗顔をする等、洗顔方法が悪ければ、機能性も安全性もマイナスに働いてしまいます。そのため、これら3要素のバランスが総合的に良い洗顔料といえるのです。

機能性

機能性

洗顔料の機能性は洗浄力がメインとなりますが、詳しくは、皮膚に付着している汚れを、「ぬれ、分散、乳 化、可溶化等」の界面現象により取り除くことです。もう少し分かりやすく説明すると、水を含んだ界面活性剤(=洗顔料の泡のイメージ)が肌に入り込み、擦ることで汚れ・皮脂を浮かせ、界面活性剤の力で水と乳化させ、洗い流すということです。これが一般的な洗顔料を使った洗浄方法ですが、メイクをする場合は、油っぽく泡立たないタイプのクレンジングを行うと思います。これは、肌の油汚れ(=メイク材等)と相性の良い油を使うことで油同士が混ざり合い、メイクが取れるというものです。しかし、これでは肌に油が残ったままなので、その後先ほど説明したように「ぬれ、分散、乳 化、可溶化等」で洗顔が必要です。洗顔料は汚れを落とすことが主たる目的であるため、洗浄機能の主成分となる界面活性剤にこだわることが理想の洗顔に近づく重要な一歩です。

皮膚安全性

皮膚安全性

近年、スキンケア商品に対して、安全面へのニーズが高まっています。その理由としては、敏感肌者の増加が考えられます。自己申告において、1980年に5人に1人であった敏感肌者が、1992年には3人に1人と増加していることが報告されています。
洗顔料を使用した洗顔は、程度の差はあるものの、洗浄による皮膚への悪影響が考えられます。例えば洗顔により、肌に必要不可欠である水分が減少し、肌が乾燥することが報告されています。 これは界面活性剤による過度の脱脂に伴う細胞間脂質の減少、角層内の遊離アミノ酸の溶出が原因と考えられます。また洗顔後につっぱり感を感じる人も多く、これは角層水分の減少や界面活性剤の皮膚吸着量が大きく関係していると考えられます。
さらに乾燥やつっぱり感以外の刺激感として、一過性のチクチクやヒリヒリ等の痛みを伴うスティンギングがあります。 このスティンギング誘発物質としては、パラベン、有機酸、香料成分、そして界面活性剤の1つである脂肪酸塩が知られています。脂肪酸塩の中ではラウリン酸カリウムが最もスティンギングが強いと報告されています。この点については、当サイトの洗顔関係の記事でも、ラウリン酸を洗浄成分として配合している洗顔は要注意と示しているので、ぜひ皆さまもご注意いただきたい。
とはいうものの、洗顔料から界面活性剤を外すことができないことは、機能性の部分で説明したとおりです。そのため、界面活性剤の種類や配合量などで効果的に活用することが重要課題となります。

選択洗浄性と皮膚吸着性

ここまでで、洗顔料の機能性と皮膚安全性のバランス、そしてどちらの要因にも必要不可欠な界面活性剤の重要性についてご理解いただけたと思います。ここでは、洗顔料における界面活性剤に必要な要素である選択洗浄性と皮膚吸着性を解説します。
選択洗浄性とは、肌あれ等を防ぐための重要な因子である角層細胞由来脂質(コレステロール、コレステロールエステル)を残存させ、皮脂腺由来脂質(スクワレン)を汚れとともに十分に洗浄することを意味し、皮膚吸着性は、界面活性剤が皮膚に残存することであり、皮膚吸着性が高いほど肌に不純物を残すもしくは取り除く際に乾燥を招きやすいことを意味します。

選択洗浄性はパルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸

選択洗浄性を比較するためのモデル皮脂として、スクワレン、コレステロール、コレステロールエステルの比率は72:14:14としています。水のみの洗浄では、親水性(水とひっつきやすい)の高いコレステロールが除去され、その比率が減少しました。各脂肪酸塩に関しては、皮脂腺由来脂質であるスクワレンを除去し角層細胞由来脂質を比較的多く残す選択洗浄性を示したものは、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸の3種類です。ラウリン酸は水への溶解性が高く、油剤への洗浄性も比較的高いことから、選択洗浄性を示したものと考えられます。パルミチン酸、ステアリン酸は、親油性(油とひっつきやすい)が高いことから、スクワレンを多く除去できたものと考えられています。
つまり、水洗いは不要な汚れ(スクワレン)と同時に必要な皮脂(コレステロール)を落としやすい傾向にあり、不要な汚れだけを落とす選択洗浄性が高い成分は順にパルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸です。

皮膚吸着性はパルミチン酸、ステアリン酸

それでは、次に皮膚吸着性ですが、パルミチン酸およびステアリン酸の残存量は比較的に少なく、ラウリン酸やミリスチン酸は高い残存性があります。そのため、特にラウリン酸を高配合した洗顔料では、かさつき感やつっぱり感を感じる可能性があると考えられます。しかし、ラウリン酸は起泡性や洗浄力が高く、泡立ちやコンセプトの観点で配合されるケースが多く見られます。つまり、皮膚吸着性の観点でおすすめできる界面活性剤は、ステアリン酸、次にパルミチン酸です。

洗顔料における界面活性剤はステアリン酸、パルミチン酸

以上のことから、洗顔料に必要な機能性および皮膚安全性を洗浄成分としての界面活性剤の機能(選択洗浄性および皮膚吸着性)の観点から判断した場合、ステアリン酸もしくはパルミチン酸を多めに配合している洗顔料が高品質なものになりやすいと言えます。

低刺激性洗顔素材「アミノ酸系界面活性剤」

低刺激性洗顔素材「アミノ酸系界面活性剤」

上記で紹介してきたステアリン酸やパルミチン酸、ラウリン酸等は、分類としては脂肪酸塩系の界面活性剤といいます。これらはそれぞれ選択洗浄性、皮膚吸着性、起泡性などでそれぞれの特徴があり、それらを基準にメーカーとしては、洗顔開発、ユーザーとしては洗顔料選びに活用することが大事ですが、一方で脂肪酸塩系の界面活性剤には最低限の刺激性が懸念されるものです。そこで近年の研究開発により、さらに低刺激性洗顔素材として、「アミノ酸系界面活性剤」が用いられることが増えてきました。ココイルグルタミン酸Kなどのように「~グルタミン酸K(Na)」はアミノ酸系界面活性剤の代表的なものです。もちろん他にも種類はたくさんありますので、気になる場合は「アミノ酸系界面活性剤 成分名」とかで調べてみるのも良いと思います。

アミノ酸系界面活性剤のメリット

『理想的な洗顔料の開発』(ポーラ化成工業株式会社)の研究結果によると、ミリスチン酸Kと比較した場合、アミノ酸系界面活性剤は洗浄回数を増やしても角質層水分量は維持されており、またph値(0~14の数字で表し、低いほど酸性であり、人は5.5程度)も増加しないことから、皮膚に対して作用が緩和であることが最大のメリットです。

アミノ酸系界面活性剤のデメリット

しかし、起泡性が脂肪酸塩系の界面活性剤と比べると低いことがデメリットです。起泡性が低いということは、泡立ちが悪く、結果的に洗顔時、肌に指が直接触れてしまい、摩擦等で傷ついてしまう可能性があります。 どの洗顔料にもいえることですが、アミノ酸系界面活性剤をベースとした洗顔料を使用する場合は泡立ちは入念に行うようにしましょう。

使用法

ここまでで、機能性や安全性などをベースとなる界面活性剤を中心に解説しましたが、これらはいわゆるハード面であって、洗顔時の使用法、いわゆるソフト面の正誤によりハード面の効果は大きく変化します。

泡立ちの重要性

泡立ちの重要性

『水性洗顔料の使用方法と肌への影響~肌にやさしい理想的な泡による洗顔について~』(ポーラ化成工業株式会社)の研究では、ラウリン酸配合の洗顔フォームと低刺激洗顔フォーム(ラウリン酸無配合)の2種類で「使用量」「水溶液濃度」それと特に「泡体積あたりの脂肪酸総量」に着目して測定を行っています。
※なお、ラウリン酸の有無で切り分けている理由は、ラウリン酸は起泡性が高く泡立てやすいが、皮膚刺激性があるとされているためです。
それぞれを1週間ずつ使ってもらうと驚いたことに低刺激洗顔フォーム(ラウリン酸無配合)のほうが「使用量」「水溶液濃度」「泡体積あたりの脂肪酸総量」のいずれも高いという結果が出ました。これは泡立ちが悪いと感じた被験者が意識的に使用量を増やすも、それでも上手に泡立てることができず、泡体積あたりの脂肪酸総量も高くなってしまったことが理由と考えられます。つまり、刺激性の低い洗顔料であっても泡立たせ方が悪いとかえって、肌に負担を与えてしまうため、しっかり泡立てることが重要だとわかります。

適切な泡立て方法

それでは、どのように泡立てることが最適であるのか?それを石鹸を用いた実験によると、以下の3つの過程に分解されます。1つ目は石鹸を転がす回数(=使用量)、2つ目は水を加えるかどうか(=水溶液濃度)、最後は空気を巻き込むか(=泡体積あたりの脂肪酸総量)です。
石鹸の場合、石鹸を転がす回数は5~6回転程度で、泡立ての途中で少量の水を加えながら、手を窪ませ、空気を巻き込むように泡立てながらメレンゲのような泡を作っていくことが最も効果的な泡だということがわかりました。

適切な泡立て方法

泡立てが苦手な人は水を加えていくということ、空気を巻き込んでいくという過程をやっていない場合が多く、その代わりに使用量を増やしてしまうという行為に出てしまうようです。洗顔料を使うときに「適量を手に取り」という説明がありますが、この適量は洗顔料によって異なるので、~gというように具体的な表記がある洗顔料の方がユーザーにとってもおすすめです。また、空気を巻き込むといってもなかなか上手くできないという人も多いと思いますので、その際は洗顔ネットを使うことをおすすめします。4重構造のネットなどを使うことができれば、簡単に空気を含めることができるので、泡立てが容易になります。

まとめ

今まで説明してきたとおり、洗顔料は機能性、皮膚安全性のようなハード面と使用法のようなソフト面がそれぞれ重なり合うことで効果を発揮します。ユーザーは洗顔料を界面活性剤の種類から機能性および皮膚安全性を確認し、洗顔時に正しい泡立てを行うことで、理想の洗顔体験を感じてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。