【成分判断】男性向けおすすめの育毛剤の選び方 発毛剤との違いも紹介

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薄毛や抜け毛のメカニズム

薄毛や抜け毛に悩む人たちにとっては、一体なぜ毛が抜けてしまうのだろうか?という疑問は尽きないでしょう。薄毛や抜け毛のメカニズムを簡単に説明すると、以下のようになります。 ① 寿命を迎えた毛髪が抜けて新しい毛髪が生えてくるヘアサイクル(毛周期)が乱れたり短くなったりして、毛髪が成長しない期間が長くなってしまう。 ② 結果的に毛髪の軟毛化(成長期の毛の数が減り、柔らかい細い毛の割合が増えてしまう)、毛包のミニチュア化(毛包という毛を産み出す部位が十分に成長しない)が進み、薄毛となる。 これはあくまでも壮年性脱毛症の場合の基本的なメカニズムですが、その他にも、頭皮の炎症や他の病気のために服用している薬剤の影響、生活環境によるストレスなどが原因で薄毛・抜け毛が引き起こされる場合もあります。

AGA(男性型脱毛症)とは?

AGA(男性型脱毛症)とは?
AGA(男性型脱毛症)は、育毛剤の広告などで良く使われているので、目や耳にする機会も多い言葉かと思います。AGAは男性にみられる髪が薄くなる症状ですが、人によって症状や発症年齢はさまざまです。脱毛の顕著な部位によって複数の型に分けられるほか、発症年齢によって若年性脱毛症と壮年性脱毛症に分類されます。原因は遺伝や男性ホルモンの影響と考えられていますが、ストレスや生活習慣によって引き起こされる円形脱毛症なども含まれます。

年代別の抜け毛の要因

年代別の抜け毛の要因

20代の抜け毛の要因

ある程度の年齢の壮年期に発症すると考えられがちのAGA(男性脱毛症)ですが、人によっては20代から発症することもあり、その場合は「若年性脱毛症」と呼ばれます。しかし割合としては多くないため、20代で抜け毛・薄毛が気になるという場合には、生活習慣の乱れやストレスが要因となっていることが多いです。特に、大学進学や就職などで生活環境が大きく変わる人も多いですが、そこで食事や睡眠などがおろそかになってしまうと、ダイレクトに体・頭皮に影響を与えます。

30代の抜け毛の要因

30代ごろからAGAを発症する人の割合が増えてきます。AGAの場合は、遺伝が最も大きな要因とされているほか、男性ホルモンの量の変化などが要因となっています。また、人によって労働環境や生活環境も異なるので、ハードワークをこなしている人や喫煙習慣などがある人は以下の40代の抜け毛の要因が当てはまる場合もあるでしょう。

40代の抜け毛の要因

40代以降の薄毛・抜け毛はAGAの中でも「壮年性脱毛症」と呼ばれます。男性ホルモンの一種であるテストステロンによって生成される脱毛因子が原因となり、毛髪の生え変わりのサイクルに変化が生じることが原因と考えられます。さらに、働き盛りの壮年期は髪の手入れも十分に行えないことなども進行を加速させます。過度な飲酒や喫煙による体への負担、睡眠不足といった生活習慣の乱れの積み重ねが、抜け毛という形であらわれてくる年代でもあります。

部位別の抜け毛の要因

部位別の抜け毛の要因

頭頂部

頭頂部から輪が広がるように薄くなっていく抜け毛は、Ⅵ型に分類できます。頭頂部の薄毛は、遺伝による影響のほかに、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの作用が大きいと考えられています。また、頭頂部の薄毛はストレス、栄養不足による体調不良が原因の場合もあります。頭頂部は自分では抜け毛に気が付きにくい部位ですが、なんとなく薄くなってきたなと感じたら生活習慣を見直してみましょう。

生え際

生え際の毛髪が薄くなっていく、いわゆる「M字」型の薄毛は、壮年性脱毛症の症状としてはⅢ型に分類されます。初期は耳の横の剃りこみ部分から、そして徐々に中央部分の薄毛が進行していきます。 このような生え際から進行していく抜け毛・薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)とされています。遺伝による影響が大きいということになりますが、AGAは治療方法も確立されつつあるので、進行を抑えるための治療方法も探しやすいでしょう。

後頭部

頭頂部から後頭部にかけて、後ろに向かって薄毛が進行していくタイプはⅡ型と呼ばれます。 後頭部は、どちらかというとAGA(男性型脱毛症)の症状としては表れにくい部位になります。そのため、ストレスなどの原因による円形脱毛症、細菌やダニの影響による炎症が原因となる脂漏性脱毛症、帽子・ヘルメットの被りすぎで起こる機械性脱毛症などが後頭部の抜け毛・薄毛の要因として考えられます。後頭部であっても遺伝によるAGAの場合もあるので、原因が不明の場合は医療機関の受診なども考慮してみてください。

全体

毛髪全体が薄くなっていくタイプは、壮年性脱毛症の中でもⅠ型と呼ばれます。抜け毛の量や薄毛の進行がゆっくりとしている点に特徴があります。全体的に薄くなってきたように感じるのは、髪の毛が柔らかく細く短くなってしまっているためです。全体的に薄くなる薄毛は、AGAではなく原因の特定が困難なびまん性脱毛症と診断される場合もあります。遺伝や加齢が要因なっている場合もありますが、生活習慣の乱れによる頭皮の弱りなどが原因となっている可能性も少なくありません。

育毛剤と発毛剤の違い

発毛剤と育毛剤の違い

分類

育毛剤と発毛剤は、似ているようですが商品としての分類の時点で異なります。育毛剤は厚生労働省が許可している有効成分が一定濃度で配合された「医薬部外品」にあたり、発毛剤は病気の治療に効果があると厚労省に認められた「医薬品」に分類されます。

用途

医薬部外品は病気の治療というよりも予防が目的です。そのため育毛剤も、 どちらかというと「抜け毛を予防する」ために使われます。一方の発毛剤は、若年性脱毛症や壮年性脱毛症などといった、AGA(男性型脱毛症)に悩んでいる人が、薄毛治療を目的として用いる場合が多いです。発毛剤にはミノキシジルという発毛成分が配合されている製品が多いのも特徴です。

対象者

育毛剤は、薄毛が気になってきているけれど、はっきりと脱毛している部位があるわけではない、という人が対象となります。また、生えている髪のハリやコシを改善したり、フケやかゆみを予防する効果がある者なので、薄毛を気にしていないという健康な人も、予防のために使用して問題ありません。 一方の発毛剤は、ある程度脱毛・薄毛が進行している人が対象となります。すでにかなり薄毛が進行している(髪の毛がほとんどない部位がある)という人は、育毛剤では十分に効果を実感できないので、発毛剤を選ぶ・医師の診断を受けるようにしましょう。

男性向け育毛剤の選び方

男性向け育毛剤の選び方

アルコールが少ないもの

育毛剤には、育毛効果があるとしてアルコール分を含んでいるものや、防腐剤としてアルコールを配合している製品が多いです。しかし、アルコールによる育毛効果は一時的なものでしかなく、むしろ頭皮にとってはダメージとなってしまう面の方が大きいです。そのため、育毛剤を選ぶ際はアルコールの配合量が少ないものを選びましょう。「アルコールフリー」と明記されているものを選ぶ、もしくは裏面の原材料表記を見比べてアルコールが後ろの方にきていればそれだけアルコールの配合量が少ないことになります。

血行促進が期待できる成分配合

育毛剤を抜け毛・薄毛予防のために利用する場合には、血行促進効果が期待できる成分が配合されているかどうかに注目してみてください。血行が促進されることで、頭皮の毛細血管が広がり、衰えてしまっている毛の成長を促すことにつながると考えられています。血行促進が期待できる成分としては、コラーゲンの一種であるⅬ‐アルギニン、唐辛子の主成分であるカプサイシン、エビネ蘭の球根から抽出したエビネエキスなどが注目されています。

頭皮環境改善が期待できる成分配合

頭皮環境の悪化によって薄毛・抜け毛が引き起こされている可能性が高い場合には、頭皮環境の改善が期待できる成分が配合された育毛剤を選びましょう。過剰な皮脂分泌、頭皮の乾燥によるフケなどは、頭皮の環境が良くないことのあらわれです。ニキビ予防などにも用いられるアスコルビン酸(ビタミンC / ビタミンC誘導体)は、過剰な皮脂分泌を抑制してくれます。頭皮の適度な保湿のためには、アセチルグルコサミン、梅エキスなどが効果的です。頭皮のカユミやフケが気になっているという人は、炎症や菌の繁殖を抑えるユーカリエキスなどの成分に注目してみてください。

AGA抑制が期待できる成分配合

AGA(男性型脱毛症)は、テストステロンという男性ホルモンがDHTというより強力な男性ホルモンに変化して頭皮に影響を与えて脱毛因子(5αリダクターゼ)を産み出すことによって起こります。このAGAの症状を抑制する、つまりDHTの生成を抑制する効果が期待できる成分としては、キャピキシル、ヒオウギエキスなどが挙げられますが、配合量などにはメーカーによって差があるようです。また、AGA抑制だけでなく、上記の血行促進・頭皮環境改善も合わせて行うことで、より症状の改善が期待できます。

おすすめの男性用育毛剤 5選

HMENZ(エイチメンズ) 育毛トニック

 HMENZ(エイチメンズ)  育毛トニック
価格 2,980円
内容量 120ml
刺激 低い
血行促進 センブリエキスなど
頭皮環境改善 ジフェンヒドラミンHCl、グリチルリチン酸2Kなど
AGA抑制 なし
特徴 ・頭皮環境を改善する有効成分、和漢・海藻成分を贅沢に配合
合成着色料、パラベン、紫外線吸収剤、鉱物油、酸化防止剤不使用で、肌へのダメージを最小限に抑える
・べたつかず、さらっとした使い心地で毎日でも続けやすい
・広告料を抑えることで、高品質と同時に高いコストパフォーマンスを実現

Growth Project スカルプエッセンス

Growth Project スカルプエッセンス
価格 10,780円
内容量 60ml
刺激 普通
血行促進 なし
頭皮環境改善 アマモエキス、褐藻エキス、カミツレ花エキス
AGA抑制 キャピキシル、ピディオキシジル、フラーレン、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1
特徴 ・注目の育毛成分キャピキシルを5パーセント配合
まつげ美容液などにも使われているピディオキシジルも配合
・スポイトタイプなので狙ったところにだけ使えて、使いすぎも防止

VitalWave(バイタルウェーブ) スカルプローション

VitalWave(バイタルウェーブ) スカルプローション
価格 10,500円
内容量 60ml
刺激 低い
血行促進 なし
頭皮環境改善 FGF(ヒト真皮グロスファクター)、モウソウチクエキスなど
AGA抑制 キャピシキル、ノコギリヤシエキス、リデンシル
特徴 AGA抑制成分キャピキシル配合量を5パーセントから業界最高レベルの濃度の7パーセントまで増量
・ノコギリヤシエキス2パーセントなど、多種類のスカルプケア成分を配合
・パッチテスト、スティンギングテスト(かゆみ・ヒリヒリ感のテスト)済みの低刺激処方なので、敏感肌の人でも安心して使える
・頭皮への「浸透力」を考えた独自のC. I. P設計で効果増大

ANGFA(アンファー) スカルプD 薬用育毛トニック

ANGFA(アンファー) スカルプD 薬用育毛トニック
価格 3,300円
内容量 180ml
刺激 普通
血行促進 酢酸-DL-α‐トコフェロール・タマサキツヅラフジアルカロイドなど
頭皮環境改善 グリチルリチン酸2K、豆乳発酵液
AGA抑制 なし
特徴 ・スカルプシャンプーで信頼度の高い「スカルプD」の育毛トニック
・3つの有効成分で、頭皮環境の改善、血行促進を促す
2019年にリニューアルし、頭皮を健やかにする「豆乳発酵液」も増量
・特許取得の特殊ノズルで、液だれしづらくしっかり頭皮に届く

BLACK CHARGE EXTRA(ブラックチャージエクストラ) スカルプローション

BLACK CHARGE EXTRA(ブラックチャージエクストラ) スカルプローション
価格 3,980円
内容量 120ml
刺激 低い
血行促進 センブリエキス、ニンジンエキスなど
頭皮環境改善 ローマカミツレエキス、グリチルリチン酸ジカリウムなど
AGA抑制 なし
特徴 21種類の植物由来成分が、血行を促進し頭皮環境を改善
・ノンシリコン、ノンパラベンオイル、石灰系界面活性剤不使用、子合成着色料不使用、香料不使用、鉱物油不使用の「6つのフリー」で頭皮に優しい
・スプレータイプなので、洗髪後にさっと吹きかけマッサージするだけ
・スース―感のない、マイルドな使い心地

まとめ

男性向けの育毛剤を選ぶ際のポイントと、おすすめ育毛剤商品を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。抜け毛・薄毛にも年齢や部位によって要因が異なります。特にAGAによる抜け毛・薄毛かどうかによって、使用する育毛剤の効果が大きく異なります。毎日の食生活や睡眠といった生活習慣を見直すことも頭皮を健康に保つためには大切ですが、育毛剤によってより健康的な髪を目指すことができます。自身の毛の状態を見極め、適切な育毛剤を選んでみてください。

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